異材判別器
この検査器はベアリングや焼き入れ加工品などのラインで発生する、異材品・熱処理不良品・形状違い品の混入を、電磁誘導法を用いて検査するライン用異材判別器です。
条件設定はすべて画面上のタッチパネルで行い、初心者の方でも簡単に操作が出来ます。
自動判定機能を搭載(内部モード時)しており、検査品をプローブに通過させるだけで検査が完了するので、高速で検査が可能です。
旧機種のUMS-6500Ⅱ、UMS-6700の後継機種として開発しました。
旧機種と同等の機能を有しており、現在UMS-6500Ⅱモデル、UMS-6700モデルをお使いいただいているお客様は、
最小限の設備変更で後継機種としてお使いいただけます。
※特注機能の互換性については、営業担当者へお問合せください。
初心者でも設定ができるように自動校正機能を搭載しています。
検査プローブに検査品を通過させるだけで、感度、位相を自動で調整します。
オペレータ個人の技能に左右されず、安定して調整ができます。
また、オペレータ教育の時間短縮にもなります。
検査する製品の条件は、最大500件まで登録可能です。
条件名は、大文字アルファベットと記号で設定します。
リスト形式で表示するので、選択、消去を簡単に行えます。
ソート機能、文字検索機能、ページ切替表示機能を搭載
しており、簡単に目当ての条件を検索できます。
データロガーを標準装備しているので、検査結果の保存や検査条件のバックアップが簡単にできます。 データはフロントパネルに搭載されているUSBメモリに保存されるので、検査結果をパソコン上で確認、保存ができ検査結果のトレサビリティーを取ることができます。 また、検査条件をUSBメモリにバックアップすることで、予備器への置き換えやUMS-9000増設時に短時間で検査条件のコピーを行うことができます。
管理者以外が設定を変更できないように、パスワードを設定しています。 検査条件の選択と、一部の機能は誰でも変更可能ですが、それ以外はパスワードで保護されます。
①電源ソケット
②メイン電源スイッチ
③I/O端子
④RS-232C端子
⑤センサーコネクタ
⑥放熱フィン
2種類のプローブを使用して一度に2ヶ所の検査を行う事や、異材判別と熱処理不良の検査を同時に行う事も可能です。
2つのチャンネルを個別に判定出来るので、ベアリングの内・外輪用の2つの検査ラインを1台で処理することができます。
確実な検査ができるように、さまざまなI/Oを装備しています。電源ダウンやCPU異常、誤操作時に未検査品が流出しないようなラインを構成することが可能です。
また、I/O端子搭載の旧機器から更新されるお客様向けにオプションでI/Oボックスもご用意しています。
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