鋼材製造の現場で

自動車部品用の鋼材製造の工場では、材料の切断時に発生する割れやかけ、熱処理工程で発生する割れの検査に探傷器が使われています。
また、製造工程や材料搬送時に発生する異材混入を異材判別器で検査しています。
※検査をご検討の場合は、無料で見極め試験させていただきます。

鋼材の切断工程

渦流探傷器でできること(図1)

材料切断時の割れやカケ、熱処理工程での焼き割れなどを検査できます。
鋼材検査の場合材料の形状が均一でない場合が多く、切削後の検査に比べて上置プローブの位置が安定しないので、小さいきずが検出しにくい傾向にあります。
また、通常は試験体を回転させてきずを検査しますが、発生する割れが大きい場合は貫通プローブを通過させて検査することもできます。

図1:割れ・カケ検査

異材判別器でできること

材料切断後の搬送段階で混入する可能性がある、異材品を判別できます。
判別したい鋼種によって、判別しやすいものとしにくいものがあります。
また、同じ鋼種どうしの検査であっても、熱処理前後で判別性が変わる場合もあります。

異材判別 A材/B材

構成イメージ

きず検査

切断機で切断された鋼材を検査設備に搬送します。搬送された鋼材は、1個ずつ検査設備に投入され回転をかけて割れを検査します。

きず検査のイメージ

検査画面

良品
きず小
きず大

構成イメージ

異材判別検査

パーツフィーダーなどから送られてきた鋼材をコンベアなどで位置決めし、貫通プローブに通過させて検査します。事前に良品マスターを登録し、その信号と同じかどうかで異材や熱処理不良を判別しています。通過位置が変わってしまうと検出する信号が変わるため、同じ位置を通過させるよう搬送設備を作る必要があります。
通過させるだけで検査が終了するので、高速で検査ができます。

異材判別検査のイメージ

検査画面

OK品
NG品

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